葛飾北斎89歳の鳳凰図を通して見えた命の使い方とは

経営者仲間たちと長野に行ってまいりました。

長野在住の仲間に連れられて、まず向かったのはきのこの生産会社。
こちらで生産されているのは、ヤマブシタケというちょっと変わった感じのきのこ。さんごを思わせる形状のきのこです。

このヤマブシタケは、中華料理では四大山海珍味の一つといわれるほどの貴重な品として珍重されてきたそうですが、今は脳神経の成長を促進する物質が含まれているとして、注目されているきのこなんだそうです。

次に向かったのは戸隠。戸隠と言えば最近では吉永小百合さんのJR東日本のCMで有名になりました。
戸隠神社の古道を歩き戸隠蕎麦をいただく、そんなCMでしたが、かく言う私も戸隠蕎麦をいただき戸隠神社に参拝してきました。

戸隠神社に続く参道は樹齢400年を超えるという杉並木になっており、先日の高野山奥の院同様、自分がコロボックルにでもなったような感じになります。
やはりここでも、人間よりも遥かに長く生きている巨木と、人間の一生の短さ、時の大切さを意識させられました。

最後に訪れたのは小布施の岩松院というお寺です。目当ては葛飾北斎が描いた天井絵「鳳凰図」です。
この鳳凰図は21畳もの大きさがあり、どこからでも睨まれているように見える八方睨みの鳳凰とよばれる、大迫力の天井絵です。

何より私が驚いたのが、この力強い大作が葛飾北斎晩年89歳の作だということです。
北斎は晩年、「あと10年いやあと5年生きることができれば、本当の絵を描くことができるのに」と言ったと伝えられています。
最後の最後まで挑戦し続けた北斎の生き方。これぞ命を使い切るということなのだと鳳凰図を仰ぎ見ながら思いました。

About the author: 株式会社きれい代表取締役 柴田幸治

メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。 旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。 秋田と東京に拠点を置き、全国を飛び回って企業経営のお手伝いと新ビジネスのプロデュースをしています。 日々の実践や気づきを記事にして発信しています。みなさまのビジネスのヒントになれば幸いです。