餅は餅屋

「餅は餅屋」ということわざがあります。
餅のことは餅屋が一番よく知っている。専門家に任せるのが一番良いということのたとえですね。

会社経営においても、この考え方はとても大切だと思います。

一つの例として、ネットショップの商品発送があります。

私も経験がありますが、これは結構手間と時間がかかるものです。発送伝票の用意、緩衝材で包んだり同梱物を入れたり、在庫を管理、商品の確認のなどなど。また集荷時間に間に合わせる時間的な制約もあります。
専任の担当者を用意できれば別ですが、他の仕事もしながらだと一日の発送が10個を超えるとかなり厳しいのではないでしょうか。

今は発送を代行してくれる専門サービスがあります。
商品を業者さんの倉庫に預けておき、注文が入ったら業者さんにデータを送信、後は倉庫から発送される仕組みです。
私も利用していたことがあって、何度か作業を見学させてもらいましたが、作業の早さ、丁寧さ、正確さはさすがプロです。

専門の業者さんに委託することで、もちろん費用はかかりますが、その分の空いた時間をもっと重要なことに使えます。また基本的に発送ミスなどがなくなるので対応にかかっていた無駄な時間がなくなります。何よりもお客様にご迷惑をかけずに済みます。そして業者さんによっては、段ボール箱を今よりも安く用意できたり、運賃そのものを安くできる場合もあります。

こうした専門業者さんにアウトソーシングすることで、お客様に対してより良い商品やサービスが提供できるようになったり、社内の業務が効率化されたりして、会社の業績アップにつながるケースが多々あります。
餅は餅屋の考え方で、社内の業務を見直してみるのも良いと思います。

最後に、こうしたアウトソーシングする場合に1点留意していただきたいポイントがあります。
それは、将来的な事業展開の中において、アウトソーシングすることで社内に情報やノウハウが残らなくてもよいかどうかの判断を必ずしてほしいのです。
例えば、電話での問い合わせをコールセンターにアウトソーシングする場合です。電話対応をする必要はなくなりますが、お客様と直接お話をする機会は失われます。もしお客様の声がサービスの向上や商品開発につながっているとしたら、また将来的にも活かしていきたいのであれば、アウトソーシングはしないか、もしくはコールセンターとよく相談をしてこちらの要望に合わせた対応をしてもらうなどしてください。

About the author: 株式会社きれい代表取締役 柴田幸治

メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。 旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。 秋田と東京に拠点を置き、全国を飛び回って企業経営のお手伝いと新ビジネスのプロデュースをしています。 日々の実践や気づきを記事にして発信しています。みなさまのビジネスのヒントになれば幸いです。