現地に身を置くことで得られる貴重なインスピレーションと出逢い

日本らしい色といえば、何色を思い浮かべるでしょうか。
私は迷わず藍色と答えます。

サッカーや野球の日本代表のユニフォームは藍色がベースです。また2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムも藍色です。

かつて小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は日本を「神秘的なブルーに満ちた国」と表現しました。また明治のはじめに来日したイギリス人化学者アトキンソンは藍色を「ジャパンブルー」と呼んで賞賛しました。

藍色はとても魅力的な色です。
地味な色ですが、明るい暗い、濃い薄いなど微妙に違う藍色さが、実に様々な表情を見せてくれます。神秘的で奥深い雰囲気も感じられます。

そしてこの藍色を作り出しているのが、「藍」であり「藍染」という技術です。

私も藍色はとても好きで、藍色の愛用品がいくつかありますが、実は現在開発中の新製品に藍を取り入れてみたいというアイデアがあって、なんとか実現したいと思っているところなのです。

私は何か新しいことに取り組む場合は、先ずはできるだけ現地に行って見るようにしています。
今ではインターネットで大抵のことは調べられますが、やはり現地に行って、自分の目で見て、自分の身体で感じて、自分の感覚で捉えることが大切で、これ以上の方法はないと思っています。

自分の身をその場に置いてみることによって、自分の中の何かが変わる、自分と何かがつながる、そんな感覚を楽しんでいるようなところもあります。

国内最大の藍の産地は徳島県です。徳島県の藍は阿波藍として知られ、すでに江戸時代中頃には全国に流通していました。藍が地域を支えた産業として、文化として根付いている場所なのです。
藍の歴史と文化、そして今の藍に触れ、藍とのコラボレーションで新しい価値を生み出したいとの思いで、徳島県を訪れました。

藍の博物館や工房、企業、ショップなど何ヶ所かを巡って、藍についていろいろと学ぶことができました。
そして私のアイデア実現につながるヒントを得ることができました。詳しくは申し上げられませんが、インターネットで調べている限りでは絶対にわからないことでした。
人脈もできましたので、これから藍とのコラボレーションを進めることができそうです。

改めて、現地に自分の身を置いてみることの大切さを感じた機会でもありました。

About the author: 株式会社きれい代表取締役 柴田幸治

メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。 旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。 秋田と東京に拠点を置き、全国を飛び回って企業経営のお手伝いと新ビジネスのプロデュースをしています。 日々の実践や気づきを記事にして発信しています。みなさまのビジネスのヒントになれば幸いです。