京都ときものと立ち居振る舞い

京都で、ある「きれい」の大切さを改めて感じました。
それは「立ち居振る舞い」です。

京都ではきものをレンタルして楽しんでいる観光客の方を多く見かけるようになりました。先日、京都の街を歩いている時も、私の前をそうしたきものを着た若い女性が歩いていました。

じろじろ見ようと思ったわけではありませんが、視線に入ったその女性に違和感を感じてしまいました。その原因はすぐにわかりました。それは「歩き方」です。

外股で歩幅が大きく、腕を大きく振って歩いています。普段洋服を着ている時と同じ歩き方で歩いているのです。パンツスタイルであれば颯爽として格好良く見えたかもしれませんが、大変失礼な言い方になってしまいますが「見ている方が恥ずかしい」歩き方でした。

一方で、京都の街を歩いていて、きものを着慣れている感じの女性も多く見かけました。その中で特に「あ、この人きれいだな。」と感じさせる方は、立ち方、歩き方、座り方、手の使い方、姿勢など「立ち居振る舞い」がきものに合い、一つ一つの所作がきちんとしていました。

きものはとても美しいものです。
美しいものであるからこそ、それを着た時は立ち居振る舞いもきものに合っていないと、かえっておかしく見えてしまうということなのですね。

私はついつい背中が丸まってしまう癖がありますので姿勢は意識していますが、それ以外の立ち居振る舞いについてはあまり意識したことはありませんでした。しかし立ち居振る舞いによって相手に与える印象が変わりますので、気をつけなければと思います。

さらに、立ち居振る舞いは他人に対する礼儀にも通じます。相手に対して尊敬の気持ちや大切に思う気持ちを持っていれば、雑ではなく丁寧な所作になると思います。

きものを通じて立ち居振る舞いについて考える機会を得ました。
気づきを与えてくれた女性に感謝するとともに、自分も立ち居振る舞いについて改めて意識してみようと思います。

投稿者プロフィール

株式会社きれい 代表取締役 柴田幸治
大手光学機器メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。
旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。
4つのきれい(くらし・かんきょう・からだ・こころ)を基にした独自のメソッドで、企業のCSR・商品開発・マーケティングを支援しています。

NPO法人ウルシネクスト理事長