明治維新の歴史の舞台でビジネスにも通じる気づきを得る

京都東山に京大和という老舗の料亭があります。
今回日産鮎川義塾の師匠と学友たちと共に京都の研修に行きましたが、日本の文化を学ぶという名目(?)で、この料亭を訪れました。

お寺かと間違えるほどの立派な山門をくぐり、藤棚のある庭を抜けて建物へ。
今回はお食事の前に特別なお部屋を見せていただきました。

お部屋の名前は翠紅館広間といいます。
お部屋は桂小五郎、武市半平太、久坂玄端、井上馨ら明治維新の立役者たちの秘密の会合場所として使われた場所でした。
まさにこの場所で話し合われたことが明治維新につながったと言える、歴史的な部屋です。

三条実美による翠紅館という扁額が掲げられ、また螺鈿で漢詩が書かれた漆の黒い板戸があり、歴史の舞台としては申し分のない雰囲気です。

このお部屋である気づきがありました。

京大和の近くには東山のシンボル的存在である法観寺の五重の塔があります。この翠紅館広間は、床の間の前の一番良い席から五重の塔がよく見えるよう、部屋の真ん中の柱がないという工夫があるのですが、実際に部屋の中から五重の塔を見ようとすると、鴨居の位置が低く、また窓の上部のある障子が邪魔になってよく見えません。

おかしいと思いましたが、簡単なことでした。
このお部屋は畳敷きの和室です。畳に座ったとき最も良く見えるように作られているのです。私は立っていたので良く見えなかったのです。実際畳に座ってみると、実に良い眺めでした。

ちょっと視点を変えるだけで見えるものは違ってきます。同じものでも見る角度を変えたり、反対側から見たりすると新しい発見があるかもしれません。
自分と意見が違う人は、自分とは別の視点で見ているのかもしれません。
売れない商品も違う角度から光を当てるとヒット商品になるのかもしれません。

行き詰まったら視点を変える。そんな意識がビジネスにも役立ちそうです。

投稿者プロフィール

株式会社きれい 代表取締役 柴田幸治
大手光学機器メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。
旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。
4つのきれい(くらし・かんきょう・からだ・こころ)を基にした独自のメソッドで、企業のCSR・商品開発・マーケティングを支援しています。