サステナビリティ経営はNGO/NPOとのパートナーシップで

NGO・NPOは代弁者

欧米では日本と比較してNGOやNPOに対する社会的な信頼性が高く影響力も大きいため、企業にとっても無視できない重要な存在です。彼らの主張や要求に適切に対応しないと、社会的な信頼の失墜や不買運動、株価の下落といった企業経営にとって大きなダメージを被るリスクがあります。

企業が社会的な責任を果たすためには、企業とステークホルダーとの間で積極的な関与(ステークホルダー・エンゲージメント)が重要ですが、NGOやNPOは弱い立場のステークホルダーの代弁者としての役割を担っているという側面があります。

企業とNGO・NPOとの関係構築

ステークホルダーは株主、投資家、銀行、政府、自治体、従業員、労働者、顧客、消費者、取引先、サプライヤー、地域の住民など多種多様ですが、企業に対しては弱い立場のステークホルダーが多くいます。主張や要求に耳を貸してもらえなかったり、報復的な仕打ちを受けることもあるかもしれません。

これから生まれる次の世代や地球環境といった声をあげられないステークホルダーも含め、こうした立場の代弁者としてNGOやNPOは、ステークホルダー・エンゲージメントの重要性の高まりと共に、日本においてもその存在意義を高めていくと思われます。企業がNGOやNPOといった組織との関係性を強めていくことは、サステナビリティ経営にとっても重要なポイントです。

NGO・NPOとのパートナシップのメリット

NGO・NPOはこうした弱い立場のステークホルダーの代弁者という面の他に、企業にとって心強いビジネスパートナーとして期待できる面もあります。

基本的にNGOやNPOは何らかの社会課題を解決しようという目的で設立され活動をしています。彼らの背景には解決が求められている社会課題が存在しているのです。加えて彼らの多くはその社会課題に対して極めて高い専門性、知見、そして志を持っています。

サステナビリティ経営は社会課題の解決と同時に企業の発展を達成しようとするものです。企業がどんな強みを活かしてどんな社会課題に取り組むのか、どんな解決方法があるのか、何が障害となっているのか、こうしたことを高い専門性、知見、志をもったNGO・NPOとパートナーシップを組んで進めることは、とても合理的で有効な方法と言えます。

こうした協働がうまくいけば、企業はビジネス上の成功と得て、NGO・NPOは社会課題の解決ができ、企業、NGO・NPO、社会がWinWinWinとなります。

サステナビリティ経営の実現にはぜひNGOやNPOとの協働を取り入れることをお勧めしたいと思います。

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