アウトサイドインでサステナビリティ経営を実現

サステナビリティ経営の重要キーワード

ゴルフをされる方にとってはインサイドアウト、アウトサイドインというキーワードには馴染みがあることでしょう。実はゴルフに限らず、今後のサステナビリティ経営においてもこれらは重要なキーワードです。

インサイドアウト・アウトサイドインとは

インサイドアウトは、自社の内部事情を基にした企業起点の目標設定の方式です。現在できることを積み上げた方式、SWOT分析などから導き出される自社の強みを活かして企業を成長させようとする方式と言えます。

一方のアウトサイドインは、社会や環境など社会課題を基にした社会起点の目標設定の方式です。社会のニーズにどう応える、未来に何が必要となるかという視点で企業の成長をさせようとする方式と言えます。

SDGsはアウトサイドイン・アプローチが必要

企業がSDGsにどのように取り組むべきかを示した行動指針であるSDGコンパスにおいて強調されているのが、目標設定をアウトサイドインで行うということです。

インサイドアウトによる目標設定と世界的社会的なニーズとの間のギャップ。これを埋めるためには、企業起点のインサイドアウトではなく、社会起点のアウトサイドインによる目標設定と取り組みが必要だと述べられています。

またプロダクトアウト、マーケットインというアプローチも限界を迎えています。既存の顧客に対する既存の商品やサービス、言わば顧客をターゲットにしたマーケティングから、社会課題を起点として未来の顧客に対する新しい商品やサービスを提供するマーケティングへの転換が求めらています。

アウトサイドインの好事例はプリウス

アウトサイドインの代表的な事例がトヨタ自動車のプリウスです。プリウスが発売されたのは1997年12月です。同じ月に有名な議定書が採択されました。気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書です。実はプリウスはこのタイミングに合わせて開発が急がれた車なのです。環境問題、気候変動、地球温暖化という社会課題を基点とした目標設定によって、社会に対する貢献と企業収益の向上が達成された好事例です。

アウトサイドインを経営に統合

サステナビリティ経営においてアウトサイドインアプローチは極めて重要な視点です。新しいビジネスを創造、企業価値の向上にも繋がります。この視点を経営戦略に統合していくことが、これからの企業を強くするポイントだと思います。

 

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