歴史を変えた真剣を見て真剣に生きることを考えた

大阪に出張した際、翌日京都で日産鮎川義塾の師匠の課外研修があると聞き、参加させていただきました。

今回の研修の場は、京都東山の霊山にある幕末維新ミュージアム霊山歴史館です。
この霊山には、坂本龍馬・中岡慎太郎・桂小五郎らをはじめとした維新の志士たちのお墓があります。

私は研修開始前に、持参したお酒と盃を持って坂本龍馬・中岡慎太郎のお墓に手を合わせて参りました。

研修会場の霊山歴史館には、幕末、明治維新の歴史的な資料が数多く展示されています。
木村学芸課長に丁寧に説明をいただきました。

展示の中で最も注目したのは三振りの刀でした。
新撰組近藤勇の刀、同じく土方歳三の刀、そして桂早之助の脇差です。

私はこれまで多くの刀や太刀、脇差を見てきましたが、今回見たものが最も印象的でした。
それというのも、これらの刀からは「殺気」というものが感じられるのです。
どんな刀であれ鋭い刃物である以上、見る時は一種の緊張感が生じますが、今回の三振りの刀を見ていた時の緊張感は桁外れでした。

特に桂早之助の脇差はさらに特別でした。
実はこの脇差、京都見廻組の一員であった桂が、近江屋にて坂本龍馬を切った刀と伝えられています。
この脇差は刀身は錆び、刃こぼれがひどい状態ですが、それがかえって実際に使われた刀として生々しく、異様な殺気を発していました。
単なる道具であるはずのものが、これほどまでに存在感を発するとは、ただただ驚きました。

考えてみれば、この刀によって日本の歴史は作られてきたと言えます。
もし桂の脇差が別のものだったら坂本龍馬は殺されなかったかもしれず、日本の歴史は大きく変わり、私たちの生活も今とは全く違っていたのかもしれません。

幕府を守ることが日本のためと信じていた新撰組や京都見廻組、
幕府に変わる体制で新しい日本を作らなくてはと信じていた坂本龍馬たち
この時代の刀は、お互いの正義と正義の激しいぶつかり合いの象徴です。

展示の刀を見ていると、まさに命をかけて真剣に生きていた幕末の志士たちの覚悟が伝わってくるようです。

自分も真剣に生きなくては、与えられた命を活かさなくては、改めてそう感じました。

投稿者プロフィール

株式会社きれい 代表取締役 柴田幸治
大手光学機器メーカー勤務後、経営コンサルタントとして2000年に独立起業。
旺盛な好奇心とちょっと変わったアイデア、幅広い人脈で、販売数100万個を超えるヒット商品や、海外のコンテストで世界一を獲得した商品などをプロデュース。
4つのきれい(くらし・かんきょう・からだ・こころ)を基にした独自のメソッドで、企業のCSR・商品開発・マーケティングを支援しています。

NPO法人ウルシネクスト理事長