SDGs(持続可能な開発目標)とは

20165年に国連加盟193か国が全会一致で採択した、2016年~2030年の15年間で達成する行動計画です。2030年に向けた17の大きな目標(ゴール)と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

SDGsが全会一致で採択された背景には、このままでは経済・環境・社会のあらゆる面で「持続できない」世界になってしまうという危機感があります。

世界規模の課題に対して、先進国、途上国を問わず、持続可能な世界への転換に向けて政府、企業、市民などあらゆる主体による取り組みがスタートしており、SDGsは世界規模での巨大なトレンドとなっています。

企業をとりまくSDGs

2017年11月、経団連はSDGs達成に向けて企業行動憲章を改定し、持続可能な社会の実現をけん引する役割を担う姿勢を明確に打ち出しました。これに伴い、すでに多くの上場企業がSDGsの理念に伴った取り組みを始めています。

また投資家と企業との関係においても、SDGsと共通の理念であるESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した投融資の割合が年々増加しており、このトレンドは長期に渡って続くことは明確です。

企業がSDGsに取り組むべき理由

「社会」と背中合わせの「会社」

言うまでもなく社会があってこその会社です。今、社会はさまざまな課題に接しており、それら社会課題を明らかにしたのがSDGsの17のゴールです。これらの課題を解決することが社会が存続し発展する条件であり、企業の存在意義は社会課題の解決であるというCSRの観点からも、SDGsへの取り組みは会社の存続、発展と密接なつながりがあります。

サステナビリティな世の中への対応

サステナビリティ(持続可能)は、あらゆる分野においてキーワードであり、ビジネスにおいても中核テーマとなりました。企業の長期経営戦略の観点からみると、20世紀型の成功体験やビジネスモデルは通用せず、むしろ経営リスク要因とさえなりえます。

サステナビリティがビジネスにおいて競争軸となり、社会にとって良いかどうかで購入を選択するエシカル消費といったトレンドが表しているように、こうした変化に対応できるかどうかは、企業にとって存続を左右する重要な経営課題となります。SDGsが示すサステナビリティへの取り組みは企業の社会対応力を高めます。

チャンスとリスク

SDGsは2030年に向けた目標ですが、2030年の未来の社会の姿と捉えることもできます。世界中が取り組むSDGsが描く未来が、最も実現の可能性が高い未来であるとも言えます。

企業にとって未来をどう捉えどう対応するかが重要であることは言うまでもありませんが、SDGsに取り組むことは、来るべき未来に合わせた企業に変えていく最もリスクの低い経営戦略でもあるのです。

SDGsを社内に浸透させ、中長期的な経営戦略に取り込んでいくことは、リスクを抑えながらチャンスを得ていく有効な手段となりえます。逆に言えば、SDGsに取り組まないリスクは相当に大きいと捉えるべきでしょう。

SDGsに示された社会課題の解決を経営に取り入れることは、強靭な企業経営につながるビッグチャンスなのです。

SDGsへの取り組みが企業の競争力に直結する

SDGsへの取り組みは日本よりも欧米企業の方が先を進んでいますが、そうした欧米企業から取引きのある日本企業に対して、SDGsへの取り組みを求める、取引きの条件とするといた動きが起きています。

国内においても、大手企業が自社だけではなくサプライチェーン全体をマネジメントする必要性から、取引先である中小企業に対してCSRなどへの取り組みを求める傾向がありますが、SDGsについても同様の求めが出てきています。

SDGsへの取り組みが取引きなどにも影響を与えてくることが予想されます。

企業がSDGsに取り組む5ステップ

以下はSDGsの企業向けの導入手引書「SDGコンパス」に提示されている、企業がSDGsに取り組む5ステップです。このステップを着実に進めていくことが、社内にSDGsを浸透させ、有効な経営戦略として機能させる重要なポイントになります。

  • SDGsを理解する
  • 優先課題を決定する
  • 目標を設定する
  • 経営へ統合する
  • 報告とコミュニケーションを行う

必ずしもSDGsの17の目標の全てに取り組む必要はありません。各企業にとってすべての目標が等しく重要であるわけではないからです。優先順位付けも大切なステップです。

SDGsの自分ごと化

SDGsを理解して経営戦略に統合するためには、SDGsの本質を理解し、SDGsを「自分ごと化」することが大切です。そのためにはSDGsの17の目標、169のターゲットを覚えることではなく、「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」「社会はどうすれば変われるのか」といったSDGsの本質につながることに「気づく」必要があります。

この気づきがあることで、SDGsが会社の仕事としてやらされているといった「他人ごと」ではなく、自分の仕事や生活、将来にとって大切なことという「自分ごと」となり、そこからSDGsを通じて仕事に対するやる気やアイデアといったプラスの面にもつながり、SDGsが会社の力となっていきます。

SDGsの本質を理解するのに最適なカードゲームを使ったワークショップ

SDGsを経営戦略に取り入れるにあたり、SDGsの本質を理解でき、参加者の満足度も高いと大手企業を中心に取り入れられているのが、2030SDGsというカードゲームを使ったワークショップです。カードゲームを通じて、体験を通じてSDGsの本質をつかみ気づきを得てビジネスに活用できます。

カードゲームの概要

ルールはいたってシンプルです。与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。

プロジェクトを行うことによって世界の状況が刻々と変わっていき、参加者全員が行うプロジェクトの結果、2030年の世界があらわれていくというシミュレーション的なゲームです。

ワークショップの内容

ワークショップは公認ファシリテーターによって実施されます。単にゲームをするだけではなく、ゲームを通じて「気づき」を得るための振り返りや、ビジネスの視点からSDGsにどう取り組むかを自分で考えるきっかけ作りを行い、SDGsを「自分ごと化」していきます。

  1. 2030SDGsカードゲーム
  2. 振り返り
  3. ビジネス事例

人数:5人〜30人程度

ワークショップを通じて得られるもの

  • SDGsとはどういうものかが理解できる。
  • 体験を通じてSDGsの本質がイメージできるようになる。
  • SDGsと会社の事業や自分の仕事との関連を考える機会となる。
  • 社内でSDGsに対する認識を共通化できる。
  • ビジョン策定や中期経営計画を作成するためのヒントの得られる場となる。
  • 視座を高めリーダーシップを開発する機会となる。

費用について

2030SDGsワークショップを企業研修として実施する場合、対象者(役員、経営幹部、管理職、一般社員など)、研修時間、目的、ワークショップ後のフォローなどによって内容が変わりますので、費用については個々にお見積りさせていただきます。

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