素敵なドキュメンタリー映画を観た。「うみやまあひだ 〜伊勢神宮の森から響くメッセージ〜」

伊勢神宮には2回参拝させていただいた。宇治橋を五十鈴川の清らかな流れ。正宮に至る森の中の澄んだ空気感はこころが洗われるようで、改めて日々の感謝に思いを馳せる機会でしたが、今回観た映画はその伊勢神宮の森をテーマにしたドキュメンタリーです。

伊勢神宮は20年に一度式年遷宮が行われ、社殿は新しく作り変えられます。社殿を作るには木材が必要。式年遷宮を続けていくには、木材供給元である健全な森が欠かせません。そういう意味で伊勢神宮と森は切っても切れない密接な関係にあります。

この伊勢神宮と森との関係を元に日本の森や海、自然について、建築家の隈研吾さん、宮大工棟梁の小川三夫さん、映画監督の北野武さん、法隆寺の大野玄妙住職、牡蠣養殖家の畠山重篤さんら12人の方々が、それぞれの思いを語っています。

その中で、私は脳科学者の大橋力さんの言葉に耳を奪われました。

大橋さんによると、超高周波(ハイパーソニックサウンド)という人間の耳や鼓膜ではなく、身体の表面でしか感じられない音があり、それが人間の脳の深部を劇的に活性化させて、身体全体の機能を高めるのだそうです。ハイパーソニックサウンドはアフリカの熱帯雨林に多いのですが、なぜか伊勢神宮の森にはそれが溢れているそうです。木々の音、風の音、滝や川の音、鳥のさえずりや虫の音といった耳に聞こえる音に加えて、耳には聞こえない超高周波領域の賑やかな森の音が合間って「森のオーケストラ」をなしている。伊勢神宮の森とはそういう場所だったのです。

先日、森の中の演奏会について書きました。森の中の演奏会-自然の音と楽器演奏の素敵なハーモニー

この中で私は「森の中は風の音、木々の枝が擦れ合う音。葉が落ちる音。鳥の鳴き声。虫の音。いろいろな音が混ざり合った音が聴こえます。まさに自然の音のオーケストラ。」と森の中の音について書いたのですが、やはり森の中の音には不思議な秘密が隠されていたのですね。

伊勢神宮ほどではなくとも、日本の森にはハイパーソニックサウンドがあって、脳を活性化させ身体全体の機能を高める効果があるのかもしれません。森は私たちに精神面だけでなく肉体的な健康も与えてくれるのだと思います。

日本は国土の7割が森林です。なんと恵まれた国なのでしょう!森林と上手に付き合うことで、心も身体も健康でいられえる。自然と調和したライフスタイルへの転換が健康(からだのきれい)にもつながる、この映画を観て改めて確信しました。

 

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